落ちぶれた貴婦人

「月の女神」と呼ばれていた頃が懐かしい。

今では鮮やかだった緑色もすっかり色あせて、

山奥の片田舎の薄暗い街灯の下であの頃を思い出し精一杯羽を広げ、

夜な夜なたまに通る疲れ果てた男達を誘惑する。

立ち止まる者も無くいつしか路上で眠りこける。

見る夢はいつも同じ。

せめて夢の中くらいは・・・・・。

ああ、あの頃が懐かしい。

腐っても落ちぶれても私の名前は「オオミズアオ」

 

オオミズアオ

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