ガルニのあずまやに厄介なものがありました。
徳利を逆さまにしたような形のコガタスズメバチの巣です。
そこでコガタスズメバチについて調べてみました。
コガタスズメバチと聞くと、小さいスズメバチ?と思ってしまうかもしれませんが、
オオスズメバチと比べて小さいだけでそんなに小さいわけではなく、
体長は女王蜂で25?29mm、働き蜂は21?27mm、雄蜂は22?26mmくらいです。
一見すると、ちょうどオオスズメバチをそのまま小さくしたスズメバチのようです。
コガタスズメバチの女王蜂は、5月から6月に越冬から目覚め、巣作りを開始し、
6月から9月には働き蜂が生まれてきます。
コガタスズメバチの初期巣はとても特徴的で、徳利をちょうど逆さまにしたような形をしており、
これだけでコガタスズメバチと判断できます。
なおこの徳利の先端は働き蜂が生まれてくるとかじり取られて、
巣は一般的な球状になります。
女王蜂が巣作りをし、働き蜂が生まれてくると巣は拡張され、大体直径が25センチから30センチにまでなります。
コガタスズメバチの性格は、比較的おとなしく、結構近づいても、威嚇&攻撃
はしてきません。
巣や巣に触れている枝に触れたりしない限りは、刺されることは
ないでしょう。
生垣や庭木などの剪定や草刈りなどの仕事をしており、巣の存在に全く気が付かず、
巣または巣付近の枝をゆすってしまい、攻撃される事が多々あります。
一度巣に刺激を与えると、それ以降警戒心が高まり近づいただけで攻撃を
受けることもあるので、おとなしいコガタスズメバチとはいえ、充分注意が
必要です。
ということで今のうちに退治しないとと思い、殺虫剤をおもいっきりふりかけました。
すると、ブーーーンという羽音を立てて一匹の蜂が出てきました。
おそらく女王蜂だとおもわれます。
さらに殺虫剤をまき続けると女王蜂はどこかに飛んでいきました。
そこで、急いで巣を落として壊してみるとそこには幼虫がウヨウヨしていました。
少しかわいそうな気もしましたがお客様が刺されると大変なので一思いに踏み潰しました。
最近では都会でもよく見かけるようなのでみなさんも気をつけてくださいね。