忘れもしない9月5日。
午後3時ごろその事故は起こりました。
西側に行く途中の中腹くらい・・・ちょっと見通しの悪いで。。。
青い軽トラックがカーブから急に見えて、ブレーキを踏みました。
私の軽トラックは旧式でブレーキも甘くなかなか止まりません。
覚えている限りでは40キロくらいでしたね。
ブレーキがロックされ・・・砂利ですべり・・・やっと止まったと思った時・・・・。
ズズズ・・・と音を立てトラックが傾きました。
私も夢にも見ないこの状況に 『ウソだろ・・・』 と思わずつぶやきながら、私を乗せたトラックはがけの底へ・・・。
後で警察に聞いたらこの急斜面を13メートルも転がったそうです。
私の記憶では3回転ぐらいでしたが、現場検証では1回転半跳ねた形で転がったみたいです。
写真ではあまり怖くなさそうですが、かなり急な斜面ですよ。
2本の杉に叩きつけられたて止まり、私は脳震盪と叩きつけられた衝撃で声がでない・・・。
対向車の人の第一声は 『おーい!!大丈夫か???救急車呼ぶか???』
そんな問いかけに私はいたいのを我慢して立ち上がり軽く手を上げる。
後で思ったんですが、こんなとこから落ちたんだから 『救急車呼ぶか???』 じゃなくていの一番に救急車呼んでくれよ!!!ってちょっと突っ込みたかったですが・・・。
とりあえず脳震盪が少し治まり、自分に怪我がないか確認した後、自力で軽トラから脱出。
ティーシャツが真っ赤に染まっているのだけは確認できました。
どうやら首の後ろが切れているようです。
転がった軽トラは運転席が下になるよう横ばいに止まりました。
上からの見物客を下からボーっと眺めながら座っていると、一人の見物客が 『良くそこで止まったな』といわれ後ろを見てみると・・・?
『うおっ!!』
まだ後ろがあったんだ???
その時はじめて2本の杉がしっかり軽トラを支えてくれていることがわかりました。
これがなかったら多分死んでいたのではないか???とみんなに言われましたね。
私にとっては身を守ってくれた2本の木・・・感謝したいです。
その後、救急車が到着。
沼田脳外科に搬送され、CTをやったり頭を塗ったり処置をしてもらいました。
結果・・・あれだけの大事故にもかかわらず、頭を11針縫ったのと上半身の打撲だけですみました。
この程度で済んだのは奇跡に近いし自分の体の丈夫さに驚いています。
いろんな運が重なり助かりました。
私の仲の良いメンバーも病院まで様子を見に来てくれたり・・・心配して家まで来てくれたり・・・皆さんやうちのスタッフに大変心配をおかけしました。
現在、事故から3日経ちましたが、打撲の痛みもだいぶ消え・・・本調子でもないものの普通に歩ける状態です。
このまま行けばおかげさまで10日間くらいで全快しそうです。
ご心配をおかけした皆様、本当にありがとうございました。