いなご

石畳の上に、いなごが一匹、まだ体は緑色です。子供の頃、稲刈りに家族全員で田んぼに出かけました。祖母と子供達は、稲を刈った後にピョンピョン飛び回るイナゴを追いかけて捕り、布袋いぱいにして家に持ち帰りました。後は祖母が佃煮にしたものが食卓に上がります。私は、口の中が少しゴソゴソした食感が少し苦手でしたが、母の一声「骨が丈夫になうから食べなさい」で、しぶしぶ食べました。佃煮になっても姿はそのままで、けっこうリアルですもの、今の若い人は食べないのでしょうね。

いなご