最近、虫のことばかり書いてる気がしますが、実は今日もなんです。
イモムシ系が苦手な人はスルーしてください。
お夕食の煮物に山椒の葉を添えるために、厨房の裏の山椒の木で葉っぱをとろうとしていると、なんだか誰かに見られているような気がしました。
視線を感じる先を良く見てみると、笑っているのか怒っているのかよくわからない間抜けな顔つきでこちらをじっと見ているアゲハ蝶の幼虫がいました。
おそらくこの山椒の葉っぱは俺のだから採らないでくれとでも言いたかったんでしょう。
まあ葉っぱは他にもたくさんあるからこの葉っぱはお前にくれてやると心の中でつぶやき、採らずに置いておきました。
そしてこの葉っぱを食べて綺麗なアゲハ蝶になってまた見せに来な、とまた心の中でつぶやき僕は仕事に戻りました。
それにしても幼虫の時はこんなに気持ちが悪いのに、成虫になると本当に綺麗になります。
差がありすぎやろ!!
みなさんご存知かもしれませんが、この幼虫の間抜けな目のように見えるところは、本当は眼状紋という外敵から目を守るための擬態用の模様なんです。
本物の目は、頭の先の下の方に左右に6個ずつ小さい目があります。