猿ヶ京温泉・旅籠屋丸一の朝ごはん|湯上がりの朝に、土地の味を少しずつ

猿ヶ京温泉の旅籠屋丸一で提供する和朝食の一例

旅館の朝は、目覚まし時計より先にお腹が起きることがあります。昨夜はしっかり食べたはずなのに、湯上がりにご飯と味噌汁の香りが届くと、茶碗の置き場所を自然に確認している。旅籠屋丸一の朝ごはんは、猿ヶ京の一日を急がず始めるための食卓です。

丸一の朝は「少しずつ、いろいろ」

焼き物、煮物、ご飯のお供、汁物など、その日の献立を少しずつ。内容は季節や仕入れによって変わります。派手な競争をする朝食ではありませんが、箸を伸ばすたびに違う味が待っているので、ご飯の配分には少々の作戦が必要です。

山あいの朝は、昨日より空気が一段軽く感じられます。まずは温かい汁物をひと口。眠っていた体に「そろそろ旅の二日目ですよ」と知らせるような、静かな始まりです。

温泉のあとだから、朝ごはんがうれしい

朝風呂のあとに席へ着くと、湯気の向こうにいつもの和食が少し特別に見えます。焼き物をひと口、ご飯をひと口。窓の外の山を眺め、またひと口。急いで観光地へ向かう前に、食事の速度だけは山里時間に合わせてみてください。

予定を詰める前に、今日の行き先を相談

朝食の席は、その日の予定を決める作戦会議にもぴったりです。たくみの里へ行くか、赤谷湖を歩くか、谷川岳方面まで足を延ばすか。天気とお腹に相談しながら決めるくらいが、温泉旅行にはちょうどいいのかもしれません。

写真で見る、丸一の朝時間

旅籠屋丸一で提供する和朝食の別献立例
季節や仕入れに合わせた和朝食の一例。ご飯の配分を考える時間も朝の楽しみです。

焼き物、煮物、ご飯のお供、汁物を一品ずつ味わうと、昨日の出来事がゆっくり話題に上がります。朝食は栄養をとるだけでなく、旅の記憶を食卓へ並べ直す時間でもあります。

朝風呂から朝食へ、丸一おすすめの順番

  1. 少し早めに起き、山の様子を見る
  2. 水分をとってから朝の温泉へ
  3. 部屋でひと息つき、身支度を整える
  4. 食事処で温かい料理を味わう
  5. お茶を飲みながら今日の行き先を相談する

朝風呂は長さを競うものではありません。体調に合わせて無理をせず、入浴前後の水分補給も忘れずに。

旅籠屋丸一の朝食会場となる万葉亭の食事処
万葉亭の食事処。食事会場や席は宿泊状況などにより変わる場合があります。

連泊でも、同じ朝にはならない

季節、天気、仕入れが変われば食卓の印象も変わります。春は山菜の気配、夏は朝の涼しさ、秋は山の色、冬は湯気の温かさ。同じ器が並んでも、窓の外が違えば別の朝です。

予約時に確認したいこと

  • 朝食が含まれる宿泊プランか
  • 食事開始時刻と会場
  • 食物アレルギーや苦手食材の相談期限
  • 早朝出発の場合の対応可否
  • 子どもの食事内容

当日の急な変更が難しい場合があります。アレルギーなど大切な情報は、予約時または宿が指定する期限までにお知らせください。

一日のためではなく、自分のための朝

朝食を済ませても、すぐに仕事の通知へ戻る必要はありません。お茶を飲み、少しぼんやりし、山の音を聞く。そんな余白も宿泊のうちです。丸一で過ごす朝が、日常に自分らしさを取り戻す回復の時間になればうれしく思います。

※写真および献立は一例です。季節・仕入れ・宿泊プランにより料理内容や器が変わります。最新の提供条件は予約画面でご確認ください。


この記事を書いた人

窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目

群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。

中央大学卒業後、中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。

現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。

このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。