冬の旅籠屋丸一で、畳に座ってこたつを囲みたいなら、万葉亭2階の和室「椚(くぬぎ)」と「椎(しい)」を見てみてください。冬季にはこたつをご用意する客室です。窓の外が早く暗くなるころ、温かいお茶を置いて、今日見た景色の話をする。冬の旅には、そんな夜も似合います。
10月に冬の宿を考えるのは少し早いでしょうか。部屋を選ぶときに「ベッドがいいか、畳に布団がいいか」を先に決めておくと、12月ごろの旅がぐっと想像しやすくなります。丸一にはいろいろな客室がありますが、今回は椚と椎、二つの和室に絞ってお話しします。
こたつを囲む夜がこの部屋の主役
椚と椎はどちらも47㎡の和室。琉球畳に木の柱や建具がなじみ、灯りをつけると、畳の明るさと濃い木の色がやわらかく重なります。冬にこたつへ足を入れると、つい話が長くなるものですね。翌日の予定を相談するはずが、さっき食べた夕飯の話に戻ったりして……。それも旅の夜らしい時間です。
写真に写る椚のこたつは、冬支度をしたときの様子です。設えは季節により変わります。こたつのない季節には、同じ畳の部屋にテーブルを置いた姿になります。部屋の雰囲気を見比べると、季節で過ごし方が少し変わるのが分かります。
布団を敷くころまで自分たちのペースで
この二室にベッドはありません。お休みになるときは、お客様ご自身で布団を敷いていただく形です。食後すぐに寝支度をしても、もう少しこたつで話してからでも大丈夫。布団を敷く時間まで自分たちで決められるのは、和室ならではの気楽さだと思います。

二室とも定員は大人・子どもを含めて4名です。ただし幼児の宿泊は対象外と公式客室案内に記されています。ご家族で考えている方は、お子様の年齢と部屋の条件を先に見ておくと安心です。
部屋を選ぶ前に知っておきたいこと
椚と椎には客室内の温泉風呂はありません。丸一の温泉を楽しむなら浴場をご利用いただく客室です。また、ベッドのある部屋を希望する方には、別の客室が合います。旅の相手が「畳が好き」と言うなら、この二室は候補になりますが、足腰の事情などで布団を避けたい場合は無理をなさらず、客室一覧から選んでください。

設備や定員は旅籠屋丸一の椚・椎の公式客室案内にまとめています。こたつの季節やほかの客室との違いは公式のよくある質問も参考になります。客室の名前に込めた木の話が気になった方には、椎・楢・椚の名前をたどった記事もどうぞ。
冬の猿ヶ京へ向かう前に
東京方面から車なら、関越自動車道の月夜野ICを経て国道17号で猿ヶ京温泉へ。列車なら上毛高原駅から路線バスが出ています。道順は公式の交通案内と地図でご覧いただけます。冬の道路や交通の状況は、お出かけの日が近づいたら改めてお確かめください。
畳で足を伸ばし、こたつで過ごす夜を旅の真ん中に置いてみる。そんな冬の一泊なら、椚と椎の和室を思い出していただけたらうれしいです。宿泊日ごとの料金や空室は、下の公式予約画面でご覧ください。

この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。現在は旅籠屋丸一の15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

