JR上越線・土合駅「日本一のモグラ駅」|462段を上る地下ホーム探検

群馬県みなかみ町にあるJR上越線土合駅の駅舎

列車を降りても、地上はまだ遠い。JR上越線の土合駅は、下りホームが新清水トンネルの地下にある、みなかみ町の名物駅です。長い階段を見上げると、観光の前にちょっとした探検が始まります。

462段、標高差約70メートル

みなかみ町観光協会によると、下りホームから駅舎までは462段、標高差は約70メートル。巨大なトンネル状の地下空間から「日本一のモグラ駅」と呼ばれています。地上まで約10分という案内がありますが、休憩や写真撮影の時間も見込んでください。

現役駅であることを忘れずに

土合駅は観光スポットであると同時に、今も列車が発着するJR上越線の駅です。通路や階段をふさがず、列車利用者を優先しましょう。線路側へ身を乗り出す、立入禁止区域へ入るといった行為はもちろん禁物です。

時刻表は出発前に確認

列車の本数は多くないため、往路だけでなく帰りの時刻まで決めておくのがおすすめです。2026年8月の時刻表も公開されていますが、運休・変更の可能性があるため、訪問当日にJR東日本の公式情報を確認してください。

  • 歩きやすく滑りにくい靴
  • 地下の冷えに備える上着
  • 帰りの列車・バス・車の計画
  • 冬季の積雪や凍結情報
  • 階段を無理なく上れる体調

まず知っておきたい「上り」と「下り」の違い

土合駅地下ホームから地上へ続く長い階段
地下下りホームへ続く階段。写真:Mister0124/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0(画面表示用に縮小)

土合駅の上りホームは地上側、長岡方面へ向かう下りホームは地下側にあります。「土合駅へ行けば必ず462段を上る」とは限らず、利用する方向で体験が変わります。列車で訪れる方は、到着するホームと帰りの動線を時刻表と一緒に確認してください。

階段には休みながら進める場所がありますが、エレベーターで地下ホームと地上を結ぶ構造ではありません。足腰に不安がある方、小さなお子さま連れ、大きな荷物がある方は、無理のない計画を優先してください。

地下ホームでは、音も景色になる

JR上越線土合駅の地下下りホーム
土合駅の地下下りホーム。写真:Mister0124/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0(画面表示用に縮小)

地下ホームは、空気の冷たさ、足音の反響、遠くから近づく列車の音までが印象に残ります。撮影に夢中になってホーム端へ近づかず、列車が来たら安全な位置で待ちましょう。三脚などで通行を妨げない配慮も必要です。

季節ごとの注意点

  • 春・秋:地上と地下の温度差に備え、上着を用意
  • 夏:階段上りの前後に水分補給
  • 冬:駅周辺の積雪・凍結と道路状況を確認
  • 通年:列車本数、運休、帰路を訪問前に確認

車で訪れる場合にも列車利用者を優先

駅舎見学を目的に車で訪れる場合は、現地の駐車案内や交通規制に従ってください。駅前や道路上へ無理に停車せず、混雑時は時間をずらす判断も必要です。設備や駐車環境は変更されることがあるため、当日の案内を優先します。

階段の先は、谷川岳エリア

土合駅周辺は谷川岳観光の入口。以前ご紹介した谷川岳ヨッホと組み合わせると、地下から天空へ向かうような一日になります。ただし、移動時間と営業時間を確認し、詰め込みすぎない計画にしてください。

探検のあとは猿ヶ京温泉・丸一へ

462段を上ったあとは、猿ヶ京温泉で旅の速度を落とす。夕食と温泉を楽しみ、何もしない回復の余白をつくるところまでが、丸一おすすめのコースです。

※列車時刻、運行状況、現地設備は変更される場合があります。訪問当日はJR東日本などの最新情報をご確認ください。アイキャッチ駅舎写真:まるちゃん/Wikimedia Commons/CC0 1.0。地下階段・ホーム写真:Mister0124/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0。写真は画面表示用に縮小しています。


この記事を書いた人

窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目

群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。

中央大学卒業後、中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。

現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。

このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。