みなかみ町のぶどうに、今年も旬の季節がやってきました。宿へ向かう道の途中、直売所に紫や紅色の房が並び始めると、山里の暦がひとつ先へ進んだことを感じます。
さくらんぼ、ブルーベリー、桃、プラム、ぶどう、そしてりんご。季節ごとに主役が入れ替わるみなかみ町は、まるでフルーツの玉手箱です。箱を開けるように、その日に出会った果物をひとつ選ぶ。そんな寄り道も、温泉旅行の楽しみではないでしょうか。
みなかみ町のぶどうは、今が旅の楽しみ
2026年9月14日現在、みなかみフルーツランド「モギトーレ」公式サイトでは、大粒ぶどう狩りの基本コースと30分食べ放題コースを案内しています。公式案内に掲載されている現在の品種は、ピオーネ、高墨、紅伊豆です。
六月から九月の営業時間は9時から16時、ぶどう狩りの最終受付は15時と案内されています。ただし、果物は天候や熟し具合、当日の収穫量で受付状況が変わります。出発前には営業日、選べる品種、コース、予約の要否を公式サイトか農園へ必ずお確かめください。
フルーツの玉手箱、と呼びたくなる町

みなかみ町観光協会の四季案内では、自然と澄んだ水に恵まれ、日照時間が長く一日の気温差が大きいことから、町が果物や農産物の栽培に適していると紹介されています。群馬県のみなかみ町のくだもの狩り一覧にも、季節の果物を楽しめる町内の農園が掲載されています。
ひとつの果物が終われば、次の果物が色づき始める。その移ろいがあるから、同じ道を通っても旅の景色は毎月少しずつ違います。今はぶどう。もう少し秋が深まれば、りんごもいっそうにぎやかになります。
お土産には、秋のひと房を

ぶどうをお土産に選ぶときは、見た目の大きさだけで決めず、その日に食べ頃の品種を直売所や農園の方へ尋ねてみてください。甘さや香り、果肉の印象、種の有無、皮ごと食べられるかどうかは品種によって異なります。贈る相手の好みを伝えると、選ぶ時間まで思い出になります。
持ち帰りが長時間になる場合は、箱の向き、車内の温度、保冷の要否も購入先で確認しましょう。ぶどうは揺れや圧迫に気をつけ、帰宅後の保存方法も農園の案内に従うのが安心です。価格、発送、在庫は日々変わるため、本記事では固定してご案内していません。
旅から帰った夜にも、みなかみの続きを
家に戻り、包みを開く。房から一粒を外す指先に、旅先で見た山の色や、直売所で交わした言葉がよみがえります。お土産は、土地のものを持ち帰るだけではなく、旅の時間をもう一度ひらく小さな鍵なのかもしれません。
冷やしたぶどうを囲みながら写真を見返す夜は、忙しい日常に回復の余白をつくってくれます。ここでいう回復とは、ぶどうによる健康上の作用を示すものではなく、旅の記憶に触れて気持ちをゆるめる時間のことです。
みなかみの果樹園から猿ヶ京温泉への道
みなかみ町の果樹園は場所によって道順が異なります。予約した園の所在地を確認し、車なら月夜野IC・国道17号を猿ヶ京温泉への目安に。月夜野ICから宿は公式案内で約20分です。上毛高原駅からは猿ヶ京行きの関越交通バスで約35分が目安。詳しくはこちら|丸一の交通案内・地図。果樹園の場所と営業時間は各園の公式案内で確認してください。
果物を選んだあとは、箱を傾けないよう車に載せて、猿ヶ京温泉までゆっくりお越しください。チェックインを済ませ、荷物を置き、湯の時間へ。予定を詰めすぎなかった一日は、夕暮れとともに静かにほどけていきます。
宿泊の空室、料金、プランは旅籠屋丸一公式サイトからご確認いただけます。ぶどうの季節のみなかみ町で、皆さまをお迎えできることを楽しみにしております。
じゃらんのみなかみ町の果物・野菜狩り一覧も比較の手がかりになります。掲載内容、料金、空き状況は変わるため、予約前に各施設の公式情報をご確認ください。
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。宿の日々にある季節の気配や、みなかみ町で見つけた旅の楽しみをお届けしています。

