雪のちらつく杉木立に、枝の間から差す月明かり。2010年元日の記録には、猿ヶ京神明神社で見た夜神楽の景色が残っています。帰郷した娘に誘われて出かけた当時の筆者は、その夜を『幻想的なひと時』と記しました。
代々受け継がれた舞を見て、福まきにも参加した一夜です。札の付いた餅を拾うと景品がもらえた、と日記にあります。ここで振り返るのは2010年の体験。これからの開催時刻や内容は、その年の案内をお確かめください。
2010年元日、雪の夜に見た神楽
当時の筆者は、還暦を迎える年女でした。家族と神社へ向かい、新しい年を迎えながら舞を見守る。短い文章にも、節目の夜に出かけた喜びが伝わります。雪と月の景色まで覚えていたくなる一夜だったのでしょう。
福まきでは、札を二つ拾えたそうです。こうした小さな出来事も日記には残ります。現在の福まきや景品、参加方法については、開催する年の主催者案内をご覧ください。
町指定の民俗文化財として受け継がれる太々神楽
みなかみ町は『猿ヶ京神明神社の神道修成派太々神楽』を、町指定の民俗文化財として掲載しています。当時の日記には『舞い手の家で代々継承される』という説明もありました。地元で受け継ぐ舞を、身近に見た人の言葉です。
演目や継承の詳しい話を知りたい方は、町の文化財資料もご覧ください。一つ知ってから舞を見ると、見どころが増えそうです。
次に訪ねるときは、その年の夜神楽案内を
過去の町の案内では、12月31日午後11時30分から神明神社で行われると紹介されていました。旅館協同組合の年間行事ページにも、1月1日の行事として載っています。年越しの神楽として親しまれてきたことが分かります。
これからの開催日時や駐車場、福まき、甘酒などは、過去の案内と同じとは限りません。訪ねる前にみなかみ町の夜神楽案内と猿ヶ京温泉旅館協同組合の行事案内、主催者の最新の便りをご覧ください。
冬の深夜参拝で準備したいこと
年越しの猿ヶ京には、雪や凍結がある場合があります。防寒着と手袋、滑りにくい靴、足元を照らすライトなどを用意してお出かけください。車なら冬用タイヤと道路情報も。雪の降り方は、その年と当日の天候によります。
境内では神事と地元の方の参拝を大切に、静かにご覧ください。舞の最中の移動やフラッシュ撮影は控え、撮影は現地の案内に沿ってお願いします。人物の写真を公開する際もご配慮ください。深夜の帰り道では、近隣の声や足元にもお気をつけて。
家族と迎えた、節目の年の一夜
杉の葉に雪があり、木立の間には月が見えた。日記が伝えるのは時刻だけでなく、家族で迎えた新年の景色です。神楽を見る旅を考えるときにも、こうした昔の便りを読む楽しみがあります。
2010年の筆者が覚えていた月明かりを、いまも文章でたどれます。年の初めに誰とどこへ出かけたか。土地の行事と家族の思い出が一緒に残る、丸一の古い日記の一つです。
文化財としての掲載はみなかみ町「民俗文化財」、地域の祭礼一覧はみなかみ町「祭礼行事」で確認できます。
初回公開:2010年1月3日/全面再編集:2026年8月9日。神楽、福まき、雪景色は2010年当時の記録です。今後の開催日時・内容・天候は最新の公式発表をご確認ください。掲載画像はAIで作成した利用イメージで、実際の祭礼や現況を示すものではありません。
旅籠屋丸一のご予約
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この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

