野菜の色や盛り付けにも、料理の楽しみがあります。2010年2月18日、まんてん星の湯で開かれた『みなかみの食材を使ったフランス料理の昼食会』に参加しました。その日の記録には、宿の食卓でも参考にしたいと思ったことが残っています。
主催はみなかみ町商工会。当時、東京・銀座の『パリの朝市』のオーナーシェフとして紹介された大貫氏を招いた会でした。野菜を多く使った上品な料理をいただき、盛り付けや組み合わせを見て帰ってきました。ここに記した内容は2010年の会の記録です。
2010年に開かれた地域食材の昼食会
短い日記には、料理を食べた感想と、その日の様子が群馬テレビの夕方のニュースに出たようだという一文もあります。番組や献立の詳しい記録は残っていませんが、地域の食材を囲んで学ぶ機会になりました。
掲載画像は、季節野菜の一皿を表した利用イメージ(AI生成)です。当日の料理や会場を撮影した写真ではありません。
同じ野菜も、切り方や置き方で変わる
印象に残ったのは、野菜の多さに加えて、盛り付けと組み合わせでした。焼く、煮る、蒸す。切り方を変え、ソースを合わせる。同じ野菜でも、皿の上で見える形や色が違います。地域の食材を使うときも、まず一皿としてどう見えるかが大切なのですね。
使われた野菜の品種や生産者までは、当時の日記に記していません。残っているのは『野菜を多く使った料理だった』という感想です。その色や盛り付けを、宿でも参考にしたいと思いました。
地域で育ったものを、地域の食卓へ
みなかみ町は2019年に『6次産業化・地産地消推進戦略』を策定しています。地域で食べることや、農産物を加工して特産品をつくることなどが掲げられています。2010年の昼食会とは別の資料ですが、土地の食材を料理や商品につなぐ考え方が、その後の町にも続いています。
みなかみは、果物や農産物の栽培にも親しまれる地域です。旅先で買うもの、食べるものは、季節と収穫の様子で変わります。店頭の産地表示や施設の案内も見ながら、その日の品を楽しんでください。
食べる側から、用意する側へ
いただくときは味を楽しみ、帰ってからは色や形の組み合わせを思い返す。宿の料理に携わると、食事をした一日が、献立を考える時間にもつながります。器にどれくらい余白を残すかも、その一つでした。
土地の食材をゆっくり味わう時間は、旅の楽しみです。アレルギーや食事制限がある方は、利用する施設へ事前に食材と対応の可否をお確かめください。
料理の便りとして残しておきたいこと
催しも、店名や料理人の肩書も、年月とともに変わります。この昼食会は2010年の思い出としてお読みください。いま同じ催しや献立を予約できるというお知らせではありません。
地域の現在の方針はみなかみ町公式「6次産業化・地産地消推進戦略」、農産物や土地の案内はみなかみ町観光協会の公式案内でご覧いただけます。旅先で野菜の皿を食べたとき、味と一緒に盛り付けにも目を向けてみてください。
初回公開:2010年2月18日/全面再編集:2026年8月9日。本文の催事情報は2010年当時の記録です。掲載画像はAIで作成した利用イメージで、実際の昼食会、料理、会場を示すものではありません。
旅籠屋丸一のご予約
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この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

