猿ヶ京温泉の元旦を記した、2013年の宿の日記です。冬の山里で迎える新年は、いつもの朝とは少し違って見えます。冷たい空気の向こうに明るさが広がり、人と交わす挨拶にも、新しい一年が始まる喜びがありました。
このページは、当時の年始記事をもとに全面的に整えました。旧記事に登場した神社や神楽、餅まきについて、正式名称、主催者、現在の開催状況を確認できていないため、2026年の催しとしてはご案内しません。2013年元旦の一回の記憶としてお読みください。
山里の朝に交わす、新年の挨拶
年が変わった朝、「あけましておめでとうございます」と声を交わす。それだけのことが、元旦にはとても新鮮に感じられます。宿で働く人、泊まる人、地域で暮らす人。それぞれに迎えた新年が、短い挨拶の中で重なります。
賑やかなお祝いもよいものですが、猿ヶ京温泉では、静かな朝そのものが新年の景色になります。窓の外を眺め、冬の光を感じ、お茶を一杯。急いで一年の目標を決めなくても、ゆっくり始めればよいと思える時間です。
2013年の日記に残る地域の風景
旧記事には、地域で目にした新年の行事についての記述がありました。当時その場にいた人にとっては、音や人の声、餅を待つ楽しさまで含めて、忘れがたい元旦だったのでしょう。
ただし、古い日記だけでは、どの団体が主催し、誰が参加でき、どこまで撮影できたのかを正確に確認できません。そこで本記事では、行事の詳細を現在の事実として広げず、「2013年にはこうした新年の風景が記録された」という範囲で残しています。
旅先で迎えるお正月の楽しみ
旅先のお正月は、普段の過ごし方から少し離れられるのが魅力です。テレビを見ながらのんびりするのも、朝の空気を吸いに外へ出るのも、温泉のあとにもう一度眠るのも自由。予定をたくさん用意しなくても、いつもと違う場所にいるだけで、新しい年の輪郭が見えてきます。
家族や友人と一緒なら、昨年の思い出を話してみる。ひとりなら、静かな時間を味わってみる。誰かの正解に合わせず、自分にちょうどよい元旦を過ごせるのが、宿で迎える新年のよさです。
冬の猿ヶ京は、景色も旅のごちそう
新年の山里では、空の色、木々の姿、雪や霜の気配など、冬らしい景色に出会えます。天候や積雪は年によって異なるため、過去の写真と同じ風景を約束することはできません。それでも、その日に見える冬を楽しむ気持ちがあれば、旅は豊かになります。
外へ出るときは、最新の天気や道路情報を確かめ、暖かい服装と歩きやすい靴で。注意を並べるためではなく、冷たい空気の中でも景色をゆっくり楽しむための準備です。無理に遠くへ行かず、宿の近くで静かな朝を味わうのもよいでしょう。
新しい一年に、余白をひとつ
元旦から予定をぎっしり詰めるのではなく、何もしない時間をひとつ残しておく。湯上がりにお茶を飲み、今年はどんな一年にしたいかをぼんやり考える。そのくらいの始まり方が、温泉地にはよく似合います。
私たちが大切にする回復は、身体への効能ではありません。日常の速度を少しゆるめ、気分と時間に余白をつくり、自分らしい歩調を思い出す。新年の旅にも、そんな非医療的な体験価値を込めています。
現在の年末年始情報を探す方へ
年末年始の営業、宿泊プラン、食事内容、入浴時間などは、年ごとに変わる場合があります。旅籠屋丸一での滞在を検討する方は、旅籠屋丸一公式サイトで最新情報をご確認ください。
猿ヶ京温泉やみなかみ町の現在の催しを探す場合は、みなかみ町観光協会公式サイト、自治体、神社、主催者が発信する直近の案内をご覧ください。2013年の記事を根拠に、現在も同じ神楽や餅まきが行われるとは判断しないようお願いいたします。
古い挨拶を、未来へつなぐ
十年以上前の「あけましておめでとうございます」を、いま読み返す。そこには、当時この宿と地域で新しい年を迎えた人たちの喜びが残っています。情報として古くなっても、挨拶に込めた気持ちは不思議と色あせません。
2013年の元旦を記録したこのページが、猿ヶ京温泉で流れてきた時間を感じる一編になればうれしく思います。次の新年にも、その年だけの景色と出会いがありますように。
旧公開日:2013年1月1日
全面更新日:2026年8月10日
参考:旅籠屋丸一公式サイト、みなかみ町観光協会公式サイト
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
中央大学卒業後、中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

