宿の看板猫と会うときのマナーで最も大切なのは、人の都合で追いかけず、猫が離れたいときに離れられるようにすることです。この記事は2018年当時の旅籠屋丸一の看板猫紹介を、現在その猫に会えるとは断定しない一般的な案内へ全面更新しました。猫の在館、居場所、触れ合いの可否は日によって変わるため、宿の案内に従ってください。
看板猫に必ず会えるとは限らない
看板猫がいると紹介された宿でも、猫は生き物です。休んでいる、体調管理中、別の場所で過ごしているなどの理由で姿を見せないことがあります。宿泊料金に触れ合いが含まれるサービスと考えず、会えたら静かに見守る姿勢が基本です。
旅籠屋丸一についても、2018年の記事で紹介した猫の現在の状況は、この記事では確認できていません。予約前に猫の在館を期待する場合は、公式サイトの現行案内を確認してください。電話で問い合わせる際も、必ず会わせてほしいという依頼は避けます。
猫から近づくのを待つ
大声で呼ぶ、囲む、追いかける、寝ている猫を起こす、抱き上げる行為は避けます。低い姿勢で距離を取り、猫が自分から近づいてきた場合も、まず手のにおいを確認できるようにします。しっぽを強く振る、耳を伏せる、体をこわばらせる、隠れようとする様子があれば離れます。
環境省の動物展示に関する考え方でも、動物が休息したいときに人目を避けられ、自由に移動できることが重視されています。宿の廊下やロビーであっても、猫の逃げ道をふさがないでください。
触る前に宿のルールを確認する
猫が近くにいても、触れてよいとは限りません。スタッフの案内や掲示を確認し、子どもだけで触らせないようにします。顔、足先、しっぽ、お腹は嫌がる猫が多いため、許可がある場合でも頭や背中を短時間なでる程度から始めます。
引っかかれたり、かまれたりした場合は、傷口を流水でよく洗い、宿へ知らせます。厚生労働省は必要に応じて医療機関を受診するよう案内しています。傷を隠したまま入浴や飲食を続けないようにしてください。
食べ物を勝手に与えない
人の食事、お菓子、牛乳、持参したペットフードを無断で与えてはいけません。猫には決められた食事量があり、治療食やアレルギー対応食を食べている可能性もあります。食器を共有したり、口移しで食べ物を与えたりする行為も避けます。
食事処や客室へ猫を誘導しないことも大切です。施設には衛生管理とほかの宿泊者への配慮があり、猫が入れる場所は宿が決めています。
写真撮影は人と猫の両方に配慮する
撮影前に宿のルールを確認します。ほかの宿泊者、スタッフ、客室番号、予約情報などが写り込まないようにし、SNSへ投稿する場合も位置情報や個人情報を確認してください。猫の顔の近くへスマートフォンを急に近づけたり、音を出して視線を向けさせたりしません。
フラッシュは使わず、自然な距離から短時間で撮影します。環境省は野生動物の撮影ルールで、強い光が視覚へ影響したりストレスを与えたりするおそれを説明しています。猫についても、嫌がる反応があればすぐ撮影を止めるという安全寄りの判断が適切です。
触れた後は手を洗う
厚生労働省は、動物が人に病気を起こす病原体を持つ場合があるため、触れた後は手洗いを行うよう案内しています。猫が健康そうに見える場合も、食事前、入浴前、目や口へ触れる前に石けんと流水で手を洗います。
過度に不安になる必要はありませんが、顔をなめさせる、食器やタオルを共有する、傷口を触れさせるなどの濃厚な接触は避けます。乳幼児が触れた場合は、大人が手洗いを手伝ってください。
アレルギーや動物が苦手な人への配慮
猫アレルギーがある方、ぜんそくなどで心配がある方、動物が苦手な方は、予約前に猫の行動範囲や客室への立ち入り状況を宿へ確認します。ただし、完全なアレルゲン除去を宿が保証していない限り、断定的な回答を求めることはできません。必要な薬や対応は医師へ相談してください。
猫を見たい人だけでなく、距離を取りたい人も同じ宿を利用しています。廊下で猫を囲んで通行を妨げたり、他の宿泊者へ触れ合いを勧めたりしないようにします。
静かな出会いを旅の思い出にする
猫の意思を尊重して少し離れた場所から眺める時間も、十分に豊かな旅の思い出です。予定どおりに触れ合うことより、その場の空気を受け止めることで、日常に回復の余白が生まれます。ここでの「回復」は身体への効能ではなく、気分を切り替える体験価値を表しています。
公的な確認資料
初回公開:2018年10月28日/全面更新:2026年8月10日。旧記事に登場した猫の現在の状況は確認できないため、現在会えるという案内はしていません。画像は第2段階で追加します。
旅籠屋丸一のご予約
空室、料金、宿泊プランは日付・人数・客室によって変わります。最新情報は旅籠屋丸一の公式予約ページでご確認ください。
予約を確定する前に、宿泊日、人数、客室、食事、合計料金、変更・取消条件をご確認ください。
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

