二階建て客室には、同じ一室のなかに小さな旅の場面がいくつも生まれます。下の階で皆が集まり、上の階では静かに本を読む。家族や友人と一緒に泊まりながら、それぞれが自分の居場所を見つけられる間取りです。
このページを最初に公開した2015年10月22日、私たちは「ロッジガルニ」の客室を紹介していました。二階建てのメゾネット、暖炉、食事、温泉。当時の短い文章には、広い空間でゆっくり過ごしてほしいという、宿からの招待状のような気持ちが残っています。
二階建ての部屋に入る楽しさ
旅先の部屋に階段があると、それだけで少し心が弾みます。荷物を置く場所を決め、どこでお茶を飲もうかと相談し、上の階から窓の外を眺める。普段の家とは違う動線が、滞在そのものを小さな冒険にしてくれます。
旧記事では、客室は一階と二階を合わせた広いメゾネットタイプだと案内していました。具体的な広さも記載されていましたが、これは2015年当時の情報です。現在の施設名、間取り、面積、販売状況を示すものではありません。
暖炉のまわりに集まる時間
当時の記事で印象に残るのが、暖炉で薪を焚き、家族で温まるという一節です。炎を眺めていると、会話が途切れても不思議と気まずくありません。薪の音に耳を傾け、時折炎が揺れるのを見つめる。それだけで夜の時間がゆっくり進みます。
現在の暖炉の有無や、利用できる客室、利用条件はこの記事では確認できません。そのため、現行サービスとしておすすめすることは控えます。ただ、暖炉を囲んだ記憶が宿の文章に残っていることは、当時の滞在を思い描く手がかりになります。
食卓も、旅の思い出のひとつ
旧記事は、地元の食材を中心に料理を用意し、器にも心を配っていたと伝えています。山あいの宿でいただく食事は、味だけでなく、その土地の季節や空気まで一緒に運んでくれるものです。
何が提供されていたのか、現在も同じ内容なのかという詳しい記録は残っていません。食材や献立は季節、仕入れ、宿泊プランによって変わります。ここでは当時、食卓を旅の大切な場面として届けようとしていたことを、宿の記憶として残します。
湯に浸かり、一日をほどく
2015年の記事には、ひのき風呂と岩風呂、天然温泉についての案内もありました。こちらも当時の施設情報であり、現在の浴場名、設備、男女別運用、温泉の提供方法を保証するものではありません。
それでも、歩いたり話したりした一日の終わりに、湯へ入って肩の力を抜くという旅の喜びは変わりません。身体への効能を断定するのではなく、気分や時間の流れがゆるみ、自分らしさへ戻っていくような「回復の余白」を大切にしたいと思っています。
同じ宿でも、時間とともに姿は変わる
宿は、ずっと同じ姿であり続けるわけではありません。建物の使い方が変わり、客室の名前が変わり、お迎えの仕方も少しずつ変化します。古い記事を現在の案内のように見せると、これから旅を計画する方を迷わせてしまいます。
だからこそ、このページは「いま予約できる客室」の説明ではなく、2015年にどのような部屋を紹介していたかを振り返る記録として残します。年月を重ねた宿には、現在の姿だけでなく、その途中にあったいくつもの景色があります。
いまの客室は、公式案内から
現在の客室名、間取り、定員、設備、温泉、食事、宿泊プランは、この記事の旧情報をもとに判断せず、旅籠屋丸一公式サイトで最新情報をご確認ください。ご旅行の日程や人数に合う過ごし方を、現在の案内から選んでいただけます。
二人で静かに過ごしたい旅と、家族や仲間で語り合いたい旅では、心地よい部屋も違います。広さや設備の数だけでなく、「この旅でどんな時間を過ごしたいか」を思い浮かべると、客室選びが少し楽しくなります。
古い一室の記憶を、次の旅へ
2015年のロッジガルニを訪れた方のなかには、階段を上ったことや、暖炉の前で過ごした夜を覚えている方もいるかもしれません。短い記事は、そんな一日の輪郭を今へ伝えてくれます。
宿の姿が変わっても、誰かと過ごした時間はその人のなかに残ります。この記録も、懐かしさを味わう小さな場所として、そして次の旅でどんな部屋を選ぼうか想像する入口として、静かに残しておきます。
この記事について
初回公開:2015年10月22日/全面更新:2026年8月10日。旧記事に記載されたロッジガルニの二階建て客室、面積、暖炉、料理、ひのき風呂、岩風呂、温泉の案内を、2015年当時の記録として再構成しました。現在の施設名、客室仕様、設備、温泉運用、食事内容、予約受付を示す記事ではありません。最新情報は公式サイトでご確認ください。旧画像は権利確認が完了していないため本文から外し、画像は第2段階で追加します。
旅籠屋丸一のご予約
空室、料金、宿泊プランは日付・人数・客室によって変わります。最新情報は旅籠屋丸一の公式予約ページでご確認ください。
予約を確定する前に、宿泊日、人数、客室、食事、合計料金、変更・取消条件をご確認ください。
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

