旅籠屋丸一の貸切サウナ「佐助(さすけ)」は、宿泊者限定で予約できる、完全貸切・有料のプライベートサウナです。大勢が出入りする場所ではなく、家族や仲間と一つの空間を借り、温度、香り、音楽、休む速さまで自分たちのペースで組み立てられます。
サウナ室だけを豪華にした施設ではありません。熱を浴びる場所、汗を流す場所、地下天然水の水風呂、外気浴、自家源泉のぬるめの温泉までを一続きに設計したことが、佐助のいちばんのこだわりです。この記事では、公式案内をもとに、その理由を一つずつご紹介します。
完全貸切・有料。宿泊に加えて予約するサウナです
佐助は宿泊料金に自動的に含まれる共用設備ではなく、宿泊者が別途料金を支払い、予約して利用する完全貸切サウナです。2026年8月15日に公式利用案内で確認した料金は、90分7,700円、120分11,000円、150分14,300円。最大6名まで利用できますが、インフィニティチェアは4台です。
営業時間は9:00〜18:00と20:00〜23:00。20時以降は夕食時に飲酒しない方に限られます。空きがあれば当日予約も可能ですが、確実に利用したい場合は宿泊予約時に予約システムのオプションから選ぶのがおすすめです。料金、時間、利用条件は変更される場合があるため、申込時には公式のご利用案内と予約画面を改めてご確認ください。
丸窓の先まで計算したフィンランド式サウナ

サウナ室はセルフロウリュを楽しめるフィンランド式。基本設定は90℃で、体調や好みに合わせて最大110℃まで調整できます。円形の窓から木々を眺められ、Bluetooth対応の専用スピーカーも備えています。
温度を高くすることだけが目的ではありません。同じ90分でも、静かに過ごしたい日と、会話を楽しみたい日では心地よいリズムが違います。完全貸切だから、好きな音楽を選び、ロウリュのタイミングを合わせ、誰かのペースを急かさずに休めます。高温が苦手な方や初心者は短い時間から始め、無理に温度や回数を競わないことが大切です。
香りを選ぶ、ロウリュハーバルウォーター
佐助では、水だけのセルフロウリュに加え、天然のハーブや花から得た芳香蒸留水「ロウリュハーバルウォーター」を水で希釈して使う楽しみ方を提案しています。公式ページでは7種類を案内しており、一種類で香りを味わうほか、複数をブレンドすることもできます。
蒸気が立ち上がる短い時間に、香りがサウナ室全体へ広がる。これは効能を求めるためというより、呼吸を急がず、今いる場所へ意識を戻すための演出です。香りの感じ方には個人差があります。強くしすぎず、同席者の好みも確かめながら少量からお楽しみください。
8〜10℃の地下天然水と、数歩の動線

水風呂には一年を通して8〜10℃という地下天然水を使用しています。足を伸ばせる広さと深さを取り、水風呂とシャワースペースには暖房も備えました。冷たい水に慣れていない方は、入る時間を短くするか、シャワーでクールダウンする方法を選んでください。
この施設は、サウナから掛け湯、水風呂、外気浴までの歩数を計算して設計されています。熱を浴びたあとに長い廊下を移動したり、休む場所を探したりしなくてよい。ほんの数歩の違いですが、その小さな負担を減らすことが、限られた貸切時間を落ち着いて過ごすことにつながります。
外気浴の先に、36℃の自家源泉

屋根と網戸を備えたウッドデッキには、インフィニティチェア4台と、自家源泉100%かけ流しの瓶風呂があります。温泉は約36℃のぬるめ。水風呂のあとに椅子で休むだけでなく、体温に近い湯へ静かに身を預けるという、温泉宿らしい選択肢を用意しました。
外気浴スペースには飲用できる地下天然水もあります。サウナでは汗をかくため、セットの合間にもこまめな水分補給が必要です。冬の猿ヶ京は外気がかなり冷える日もあります。外へ出続けることにこだわらず、室内へチェアを移して休むなど、その日の気温と体調に合わせてください。
水道のプロとサウナ好きが、現場からつくった
佐助の企画・設計・施工を担ったのは、猿ヶ京温泉を拠点に旅籠屋丸一の温泉や水回りにも関わってきた松田大介さんと、サウナを愛する仲間たちです。水の性質、給排水、温度管理を知る現場の目線と、実際に何度もサウナへ入る利用者の感覚。その両方から、火・水・休息の距離を整えました。
「佐助」という名は、旅籠屋丸一の先祖の一人に由来します。時代の変化に合わせ、新しい挑戦をしたと伝わる人物。その名前を受け継ぐことには、歴史ある宿だから昔の形に留まるのではなく、今の旅人が求める時間へ踏み出したいという思いを込めています。
初めて利用する前に知っておきたいこと
- サウナは宿泊者限定、予約制、完全貸切、有料です。
- 安全面から2名以上での利用が推奨されています。
- 飲酒後、体調不良時、妊娠中などは利用を控える案内があります。
- 小学生未満は利用できず、小学生以上も保護者の同伴が必要です。
- サウナ室へのスマートフォン持ち込みは避け、外気浴では近隣客室へ配慮して静かに過ごします。
- 水分をこまめに取り、温度・時間・水風呂を無理に我慢しません。
一般的なサウナの入り方や「回復」をテーマにした読み物は、既存記事サウナだけでは終わらない。“回復”のためのととのい体験もご覧ください。ここでいう「回復」は医療上の効能を述べるものではなく、日常の速さから離れ、自分の時間を取り戻す体験価値を表しています。
貸切だから、誰かの正解より自分たちの時間へ
熱さを競う必要も、水風呂を我慢する必要もありません。木の香り、丸窓の緑、蒸気、地下天然水、ぬるい温泉。その一つひとつを、自分たちの間合いでつなげられることが、佐助を貸切にした理由です。
利用を希望される方は、宿泊日と人数を選び、公式予約画面のオプションをご確認ください。佐助は完全貸切・有料です。空き状況と料金、利用時間、貸出品の条件を確認してからお申し込みください。
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。
料金・営業時間・利用条件は2026年8月15日に旅籠屋丸一公式サイトで確認しました。公開時点で変更されている場合があるため、予約画面の最新表示を優先してください。

