赤谷湖畔を自転車で走った日、山は新緑に包まれ、藤の花が風景へ淡い紫を添えていました。2015年5月24日、休日に近所を巡った小さなサイクリングの記録です。
いつも車で通る道も、自転車では速さも目線も変わります。橋の上で立ち止まり、峡谷を見下ろし、遠くの山に残る雪へ気づく。目的地へ着くことより、途中で見つけたもののほうが心に残る一日でした。
湖のそばへ向かった休日
旧記事を書いた頃、「ロッジガルニ」は赤谷湖を見下ろす場所にあると紹介していました。そこから湖畔へ向かい、当時遊歩道として案内していた道を自転車で走ったと記録されています。
2015年の記事には具体的な入口や距離、駐車場所も書かれていましたが、現在の自転車通行可否、入口の状態、駐車場の利用条件を公式に確認できません。今回の更新では道順として残さず、当時そこを走った思い出として扱います。
新緑のなかに見つけた藤の色
その日の駒形峡は、新緑と藤がきれいだったそうです。紅葉の名所として紹介される峡谷も、初夏には別の表情を見せます。若い葉の明るい緑に、藤の紫が重なる景色は、この季節ならではです。
自転車なら、気になった場所で止まり、少し戻ってもう一度眺めることもできます。車窓では一瞬で過ぎてしまう色や香りに、自分の速度で出会える。自転車の旅の魅力は、速さよりも立ち止まりやすさにあるのかもしれません。
湖の上を泳いでいた鯉のぼり
旧記事には、5月末まで湖の上空に多くの鯉のぼりが泳いでいたと書かれています。これは2015年当時の風景であり、現在または毎年同じ期間に設置されるという案内ではありません。
水の青、山の緑、その間を渡る鯉のぼり。風が吹くたびに向きが変わり、湖の上を本当に泳いでいるように見えたのでしょう。季節の飾りが風景へ加わると、いつもの湖も少し晴れやかな顔になります。
たくみの里へ向かい、坂に驚く
湖畔を走ったあと、旧記事の筆者はたくみの里方面へも足を延ばしました。しかし、途中には「心臓破り」と表現したほどの坂があり、翌日は筋肉痛で仕事どころではなかったと、少し笑いを交えて振り返っています。
この体験は2015年当時の個人的な走行記録です。現在の推奨自転車ルートとして紹介するものではありません。国道、坂道、歩行者用の道、工事箇所などは状況が変わります。体力があっても無理をせず、交通規則と現地の表示を優先してください。
自転車で出かける前に
猿ヶ京周辺は高低差があり、天候も変わりやすい山あいです。走行可能な道、交通量、路面、駐輪・駐車場所、工事、野生動物などの情報は、出発前に道路管理者や観光案内所などへご確認ください。歩行者向けの遊歩道は、自転車で走れるとは限りません。
ヘルメット、ライト、反射材、飲み物、雨具、修理用品なども、距離と季節に合わせて準備しましょう。この記事はルート案内ではないため、地図アプリだけで通行可否を判断せず、安全に走れる計画を立ててください。
赤谷湖で楽しめることを知る
赤谷湖の現在の観光情報は、猿ヶ京温泉観光情報協会で確認できます。湖でのカヌーやSUPについては、赤谷湖でボートを楽しむには?にも公式確認先をまとめています。水辺の利用条件は季節や水位などで変わるため、必ず最新情報をご覧ください。
宿の案内は、旅籠屋丸一公式サイトからご確認いただけます。自転車の保管や持込みなど個別の希望がある場合は、予約前に宿へ相談すると安心です。
速く走らない日のサイクリング
距離や速度を競わず、花を見つけたら止まり、景色がよければ自転車を降りる。そんな走り方なら、旅の一日にもゆとりが生まれます。予定より先へ進めなくても、その場所で見つけた風景があれば十分です。
身体への効果をうたうのではなく、日常の移動とは違う速度で景色に向き合い、気分と時間に回復の余白をつくる。自転車は、山里の空気を近くに感じる方法のひとつです。
筋肉痛まで思い出になった一日
2015年のサイクリングは、翌日の筋肉痛まで含めて記事になりました。普段車で移動していると、地図上の距離と実際の坂の感覚には思った以上の差があります。その驚きを正直に書いているところが、宿の日記らしい一ページです。
完璧なコース紹介ではなく、走ってみたら坂が大変だった、それでも途中の景色がきれいだった。そんな一日の記憶として、この記事を残します。
この記事について
初回公開:2015年5月24日/全面更新:2026年8月10日。赤谷湖畔、駒形峡、たくみの里方面を自転車で巡った旧記事を、2015年当時の個人的な走行記録として再構成しました。旧記事にあった約3km、入口、階段、舗装、駐車場、たくみの里への経路は、現在の通行・利用条件を確認できないため案内から外しました。旧画像は権利確認が完了していないため本文から外し、画像は第2段階で追加します。
旅籠屋丸一のご予約
空室、料金、宿泊プランは日付・人数・客室によって変わります。最新情報は旅籠屋丸一の公式予約ページでご確認ください。
予約を確定する前に、宿泊日、人数、客室、食事、合計料金、変更・取消条件をご確認ください。
この記事を書いた人
窪田 一生
旅籠屋丸一 代表取締役/15代目
群馬県・猿ヶ京温泉生まれ。幼少期からテニスに打ち込み、全国大会やオーストラリア留学を経験。
帰国後、堀越高校、中央大学へ進学。
卒業後は中国整体・サプリメント・アロマ関連など、人の身体や暮らしに関わる仕事に携わる。
現在は旅籠屋丸一の代表取締役・15代目として、歴史を受け継ぎながら宿の新しい未来に挑戦中。
このブログでは、猿ヶ京温泉や旅の魅力、宿づくりへの想いをお届けします。

